エレカシ新春ショー

コマ劇場でエレファントカシマシ新春コンサートがありました。いやおどろいた。ほとんど「5」より前の曲、しかもスローテンポの曲ばかりで。「うつらうつら」「無事なる男」「浮雲男」etc。
このへんのはほんと男宮本にしか作れない/歌えない曲だよなあと再認識。時々はこの路線でぜひやっていただきたい。
お正月でコマ劇場、とくればなにかやってくれそうだなあとは思ってましたが、思った以上でした。客はなんかほとんど直立不動で聴いてましたが、なんで座って聴かないかなあと不思議に思った。ステージに明かりが入ると同時にわーって立つのはなんかね。予定調和は好きじゃない。
あ、新曲が数曲アンコールで披露されました。一番ラストにやった「酒もってこい」って歌詞の曲が近頃になく(以前の)エレカシらしい雰囲気があって気に入った。エレカシ、というかみやじは自分内のゆれ幅がモロに音作りに出ていて、そこがとてもおもしろいんだけども、次アルバムではひさびさによいところに収まるんじゃないかという期待がもてそうです。前の前はキャッチーにいこうとがんばりすぎ、その反動で前アルバムでは熱いライブな音を出そうとしすぎて曲の完成度としてはちょっとどうかなあというできになっていたきがするんですよ。今日やった新曲は、それぞれタイプが違っていて、ここ最近の一方方向を向きすぎな面が多少緩和されたようにみえたので。
とはいえ、今日の本編のあの選曲はちょっと気になるな。単にコマ&お正月ってことでの選曲ならいいんだけど。なんかダウン系だよなあ。まあ常にいっぱいいっぱいなところがみやじらしさといやあそうなので、そんならいいんだけどね。