2020年が終わり2021年が始まった

21世紀も5分の1が終わった。21世紀ってこんななのか。なんか暗い雰囲気だな。悪いことばかりじゃないはずなんだけど、なんせ2020年は疫病で世界中がやられるという最悪の年だった。21世紀とは思えないような中世感だ。

最悪と書いたものの、考えてみれば最悪でもないと思う。最悪ってなんだろうか、人類にとっての悪ということでは、疫病は人類以外の別の要素によって人類の生存が脅かされているのだからまごうことなき悪である。人類対ウイルスという構図でわかりやすい。しかし近年の多くの悪は、環境破壊や戦争や貧困、要するに人類が自ら作り出した悪であった(自然災害はあるにしても)。仲間割れで自滅するよりは、外部と戦って滅びるほうがましじゃん? そしたら最悪でもないんじゃん? 

人類内の解決じゃなくて人類全体で戦わないといけないって宇宙人襲来とか思ってたんだけど違ったね。いやわかんない、もしかしたらウイルスも宇宙人なのかもしれない。宇宙人は交渉できるものなんてのがそもそも幻想だった。ていうか人ってなんだ。人というか生命体かどうかもあやしいし。見えないし。まあその可能性のが高いよねそりゃ。

でもそんな人類がうんぬんというのもあるけど自分や家族や友達や、親しい人たちが無事であるのが何より大事だと思ってしまうのはとても利己的な考え方だとわかっていても思わざるをえない。自分が死んだら世界は終わる。そのあとのことまで本気で気にできるほど51歳のいまはできた人間にはなれていない。

ただ、自分、近しい人、その先は想像できるしいまの自分たちが幸せでいるのが他の人の不幸せの上にあるのはいやだし、それは自分も幸せではないので、そういう狭量な理由ではあるけどもみんなが幸せになってほしいと心から思っています。あと、自分より恵まれてる人を憎む気持ちはないし憎まないほうがいいと思ってたんだけど、その恵まれている人たちが誰かの不幸の上に成り立っている可能性についても考えないといけないなと思い始めた。その不幸が生み出されたのが個人の要因ならシンプルなんだけどだいたいはシステムだったりするので難しい。

そんなことを思いながら、今年は自分の幸せの実現とはなにか考えて、具体的におとしこんで、できるところからとりくみたい。居住空間の再構築とか。仕事はなにかもうすこし新しいことをやりたい。いまは確実にできることをやっている感がある。それはそれで間違いないし、周囲の役には立つと思うんだけどね。

そんでVRです。仕事っていうか趣味の拡張でもある。いままで新しいSNSができるとだいたい昔からの知り合いがアーリーアダプター的にわーっていってたんだけどVRはちょっとそこから完全に違う世界な気がする。友達もだれもまだいない。新しい世界がありそうだ。まずは参加だけど、できれば自分のスペースをつくってみんなに遊びに来てもらえるようにしたい。来てくれなくてもいいけどなんか場所を作りたい。

以上2021年の年頭所感です。なんか40代あっという間でおどろいてるんだけど多分50代はその1.5倍位の体感ではやくすぎちゃうよね。すぐ死んじゃう! いそげ!