上野の芸大へ

8/15

 午後から上野へ

暑い。上野公園内の芸大に行く。デリーという案もあったが距離があるので却下。時間はすでに2時に近く、公園内の店はどっかやってないかと探したら韻松亭がまだランチ営業中だというので電話する。入れるというので行ってみる。

どこかわからずいったら、精養軒のまがるかどの入り口の店だった! ちゃんとした宴会場もある店だった。あそこそんな奥広かったのか……。間口だけだとわからなかった。勝手に茶屋みたいなもんかと思ってた。

けっこう立派なものを食べた。

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 窓からは大きな桜の木も見えて清々しい。蝉しぐれがよいBGMだ。クーラー最高。

 

そしてこちらへ。

特別展 あるがままのアート
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いわゆる障害があったりとかの人たちの作品の展覧会で、というとなんか特殊なアートみたいなものを想像するが、人によってその程度や作品に向かうモチベーションやら多様すぎて、そのくくりでの展示が正しいのかどうかちょっとわからなくなった。

いろいろな作品があってそれぞれとてもいいんだが、なかでもこれすごいなーと思ったのが、切り絵、落ち葉を折り紙のように折った造形で動物を作る人。とにかく動物のすがたの描き方がよい。
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で、このひとはじゃあなんでこの作品を作っているかというと、親にほめられるのがうれしいと言っている。そこがモチベーションだとすると、たしかに自分の表現ではあるけども表現することそれじたいだけが目的ではなくて、作品の評価ということになる。それは普通(とあえていうけども)のひとと同じではないか。

その一方で、筆から出る音や感触が楽しくて絵をかく行為そのものが書くモチベーションだったり、紙をひたすら切るのが落ち着くのでやっているという人もいる。そこには作品への評価をもとめる気持ちはない。

この日記も誰かにむけて書いてるわけではないので後者のほうが近いのかもしれない。

閉館になり、建物を出るとまだまだ暑い。セミが大量にないている。木から樹液が滲み出ているらしくてスズメバチがあたまを真剣につっこんでいた。蝶もとなりで待っている。
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そのあと同じルートを通ってもおもしろくないので、上野とは違うほうこうに適当に歩く。とおりがかりにあった朝倉彫塑館、たてものが黒黒していてたいへんかっこいい。今度こようと思った。
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