Tシャツのこと

夏物をしまう時期です。毎年悩まされるのが、同居人が古いTシャツを捨てないこと。Tシャツなんて単なる服にすぎないんで、ボロだったりしみがあったりやぶれたりしたらもうそれは役立たずで捨てるしかないと思うわけですよ。しかし、どうやらごんざの人はTシャツに衣服以上の意味を見出しているようで、保存しておきたがる。イラストや言葉やロゴがついているせいで、メッセージ性やらキャラクター商品的な価値やらがうまれると考えているらしい。でもそれは。それはかっこわるいと最近思うんですよ。そういう服は。メッセージやキャラクターが服に入るということは「自分はこれが好きなの!」って公衆に対して大声で叫んでいるのとおなじことではないかと。どうも自分の好きなもの(方向性じゃなく個体)を、たのまれてもいないのに主張するのは、あまり格好のいいものじゃないなと思うのです。
とはいえ、私も時折そういうTシャツを着たりもするんだけどもね。なんだかんだいっても結局のところ、洋服として着てみてかっこよきゃいいんですが。要は服としてはダメなTシャツは、いっくら素敵なデザインがついていてもダメです、といいたいだけです。