武サン

NHKの日曜インタビュー(だっけ?)とかいう番組で、武豊のロングインタビューをしてました。いままでの軌跡を振り返るような内容の。妹と一緒に見てたんですが、やっぱ武はいいねえという結論で意見が一致しました。デビュー当時からあのあぶらっけがない感じ、そして何より天才、それも無意識っぽいところがたいへんたいへん好みなのですが、相変わらず淡々としていてすばらしい。そして見た目もあまり変わらない。先日、横山典がひさびさGI勝ってインタビュー出てきたときは、あまりのおっさんくささにまったく誰だかわかんなかったもんなあ。かつてのアイドルジョッキーもいまやすっかりおっさんですよ!怖いよ!と思ってた矢先だったので、単に時がたつと誰もがおっさんくさくなるわけではないということがわかって安心しました。というかむしろ年をとると差が出るよなあ。
たいてい武のインタビューだとすてきセリフがいっこにこあるんですが、今日よかったのはハルウララの騎乗に関して「あんまり行こうとしないんで、降りて僕が走ろうかと思っちゃいました」。文字で書くとなんてことないですが、武が言うとたいへんかわいいんですって! 昔、減量苦しくないか聞かれて、「おやつとか食べられないんで」ってのもよかったが。おやつって!
そういえば。武デビューの頃は「おやじギャル」とか言われた中尊寺ゆつこのマンガにでてくるようなギャルーが競馬場につめかけてたもんですが、その当時で時間が止まったような女性を今でも競馬場でみかけることがあります。ロングのストレート&前髪クルンの。まっすぐ前を見ている間に、いつの間にか周りが変わっちゃってたんだろうね。一抹の寂しさを感じるとともに、彼女たちをかげながら無性に応援したくなります。どっか自分に近しいものを感じるんだと思います。
あーそういえば当時中央競馬ダイジェストのテーマ曲は808stateだったなー。そういう時代かー。